【手帳】旧暦と閏月の関係や閏月の決め方について!スケジュールで月の満ち欠けを確認
【手帳】旧暦と閏月の関係や閏月の決め方について!スケジュールで月の満ち欠けを確認
旧暦手帳は閏月が記載されています。閏年は知っていても、なぜ閏月があるのかはよくわからないという方も多いでしょう。旧暦で閏月が作られた理由は、日にちを数えるベースが月の満ち欠けであるからです。こちらでは、旧暦手帳を購入するさいに知っておきたい、旧暦の構造と閏月の決め方についてご紹介いたします。
旧暦手帳にも記されている「閏月」とは、暦と自然の季節の移り変わりのリズムを合わせるための調整月を指します。旧暦にはなぜ閏月が必要で、どうやって決められているのでしょうか。
旧暦では新月から月が満ち、満月を経て、月が欠けて再び新月になる前日までを1ヵ月として数えます。これなら、暦がなくても、季節の移り変わりで今が何月なのかがわかり、月を見れば今が何日なのかわかるので便利だったのです。
その名残として、今でも新月から3日目の月を三日月といい、満月を十五夜とよんでいます。
新月から次の新月の前日までは平均29.53日なので、12ヵ月で354.36日になります。これは実際の季節の動きより少しサイクルが早くなっています。太陽の動きをもとにしている西暦の1年は365日ですので、西暦と比べても12ヵ月が11日近く短くなる計算です。
太陽の動きをもとにしている西暦は1年に0.24219日、太陽の動きからずれており、4年に一度閏年が設定され1年を366日にして調整します。また、旧暦は西暦と比べて、1年が10.88219日短くなり、3年で1ヵ月分もずれてしまうのです。
季節の移り変わりと暦のズレをなるべく少なくするために、西暦が入ってくる以前から、旧暦では閏月という調整月を設けていました。3年に一度、1年が13ヵ月となる年があり、自然の気候と暦とのズレを修正していたのです。
閏月がある年には12月の次が13月になるわけでなく、同じ月を2回繰り返します。例えば、2020年の4月は閏月で、「4月」と「閏4月」がありました。2023年も閏月がある年ですが、こちらは「2月」と「閏2月」があり、1年が13か月になります。
3年に1回の閏月が何月になるのかには、複雑な決まりがあります。
もとになっている太陰暦は、飛鳥時代に朝鮮半島を通じて日本に入ってきて1872年(明治5年)まで使われました。
閏月の置き方「置閏法」にはいくつかの方法があり、一律に年末の12月に閏月を入れる方法を「歳末置閏」、季節とのずれが大きくなった月に入れる方法を「歳中置閏」といいます。日本は、「歳中置閏」です。
二十四節気は、12の節気と12の中気で構成されています。節気は季節の節目を表し、中気は月の名前を決めるのが役割です。1月は雨水、2月は春分、3月は穀雨、4月小満、5月夏至、6月大暑、7月処暑、8月秋分、9月霜降、10月小雪、11月冬至、12月が大寒を含むと決まっており、閏月には中気がない月が当てられます。
2020年を例にすると、4月1日が新月で、4月28日が中気である「小満」、4月1日が中気なしの新月なので、この月を閏4月として、中気の夏至である5月1日が次の新月です。
より季節の流れに歩調を合わせた暦になるように、閏月はその都度異なる月に置かれるのでわかりにくいかもしれません。旧暦手帳は西暦と旧暦が併記されていて、わかりやすい構成です。
月齢がわかる旧暦美人ダイアリーを活用し、月の満ち欠けを意識しながらスケジュールを記入してみてはいかがでしょうか。
旧暦は月の満ち欠けで何月何日かを決めているため、ひと月は29日か30日になり、3年間で1ヵ月分のずれが生じます。このずれを調整するために3年に1回の閏月があり、季節とのずれが大きくなった月に入れることになっているのです。
旧暦手帳を使うと月の満ち欠けや閏月がわかるので、その日の体調などを記載していくと、身体のサイクルを把握しやすくなります。また季節のイベントのスケジュールにも役立ちますので、西暦と旧暦を併記した手帳「旧暦美人月ごよみダイアリー」をぜひ一度ご活用ください。
会社名 | 株式会社パンゲア |
---|---|
運営責任者 | 赤松公香 |
住所 | 〒224-0001 神奈川県横浜市都筑区中川3丁目7-6 |
TEL | 045-913-4161 |
FAX | 045-913-4181 |
メールアドレス | kyureki@pangea.jp |
URL | https://kyurekibijin.jp/ |