【手帳】月の満ち欠けとは？2023年の健康を整えよう

月の朔望とは

朔望について簡単に説明すると、次のとおりです。

・月の見え方の変化

地球から月を見た場合、「満月」「三日月」など、形が変わります。これは、太陽の光が当たる月の面積が変化するからです。つまり、月の見え方の変化が、「月の朔望」だということになります。

・朔望には周期がある

月の朔望の周期は、約29.5日です。太陽の光が当たらなくて目に見えない新月→三日月→半円の月→満月と変化しますが、それから今度は太陽の光が当たる面積が減っていき、また新月に戻ります。

朔望と月食の違い

月が見えなくなる現象に「月食」があります。「月食」と月の朔望は似ているように思えるかもしれませんが、根本的にメカニズムが異なります。簡単に違いを説明すると、月の朔望の場合暗い部分は月の影、月食は地球の影です。

「月食」は、太陽・地球・月が一直線に並ぶときに起きる現象で、満月のころに起こります。ただし、満月の度に月食が起きるということはありません。

太陽と地球、月の動き

月の朔望を理解する前に、それぞれの動きを理解しておく必要があります。それぞれの特徴と動き方は次のとおりです。

・太陽

地球から見ると、太陽は1日のうちに東から西へ大きく移動しているように見えるでしょう。実際には地球のほうが太陽の周りを移動（公転）しています。太陽自身も回転（自転）をしていて25日で1回転します。なお太陽は自ら光を放つ「恒星」に分類されます。

・地球

太陽の周りを回転（公転）しながら、約365日かけて1周します。また自転も行っていて、約24時間で1回転します。地球は自ら光らずに恒星の周りを回る「惑星」に分類されます。

・月

「惑星」である地球の周りを回っている「衛星」に分類され、地球だけでなく太陽の周りも回っているのが月です。月は自ら光ることができません。月が光って見えるのは、太陽の光が月に反射しているためです。

なお月が地球の周りをまわる公転の周期と、月が回転する自転のサイクルは、どちらも27.32日です。月自体の位置がずれたとしても、月の表面が同じだけずれるため、地球からは常に同じ面しか見えません。

月にも昼と夜がある

月にも、地球のように昼と夜があります。光って見える部分が月でいう「昼間」にあたり、暗く見える部分が「夜」にあたります。

月の形は太陽の光がどのように当たるかで変わる

太陽の光の当たり方によって、月の昼と夜の部分は変化します。そのため、地球から見たときに、月の形が変わって見えるわけです。

・新月

月と太陽が水平に並んでいる状態です。地球からは、月が太陽にあたっている面が見えません。そのため月の姿が確認できない、つまり月がまったく見えないのです。

・満月

太陽と地球の間に月がいない状態のことです。地球側からは、光が当たっている面がすべて見えるので月の形は丸になります。

・上弦と下弦

どちらも地球から見て、太陽と月の角度が90度になったときです。地球では月の昼間と夜がちょうど半分ずつ見えるので、半円形になります。